初のTier IV Meetupを開催しました

こんにちは、ティアフォーでWebプラットフォーム開発を行っている関谷です。

8/18・8/19の2夜連続して、技術的な取り組みを紹介するティアフォー初のTech Meetupを実施しました。こちらはイベント直前の募集になったにも関わらず、200名を超える多くの方々にご視聴いただき、大盛況のうちに幕を閉じることができました。

また9/2にはティアフォーでの業務についてもっと皆さまに知っていただくために、Career Meetupを実施しました。

ご参加いただいた皆さま、Meetupの機会を提供いただいたTech Playの皆さま、どうもありがとうございました。

Day 1 - 世界初オープンソースの自動運転ソフトウェア「Autoware」ができること & 開発秘話 -

1日目は、弊社の起源でもあり、一番力を入れて開発している「Autoware」のアーキテクチャについてご紹介しました。

開発のリードをしている斉藤・堀部から、公開しているArchitecture Proposalの内容を中心に、全体の設計、PerceptionやPlanningといった各コンポーネントの内容についてそれぞれ説明いたしました。

 

質疑応答では、

  • 一番最初のデモ動画で出てきたような店舗内での自動化カートのようなものもAutowareで実現可能なのですか?
  • LiDARの干渉問題はどのように対処しているんですか?
  • MPCは最適化手法によって精度や処理速度が変わると思いますが、Autowareではどんな最適化手法を使っていますか?
  • ジャーク制約の中には、前後方向だけでなく横方向のジャークも含まれますか?

などなど、たくさんの方から様々なご質問を頂きました。

 

Day 2 - 自動運転を作るのはCloudシステムの集合体?? 活用技術を大解剖 - 

2日目は、Autowareの開発やAutowareを搭載した車両の運行を支える技術として、弊社で開発を進めているクラウドシステムWeb.Autoについてご紹介しました。

わたくし関谷と飯田から、Simulatorを含むAutowareのCI/CD基盤やMaaSアプリケーションと繋がる運行管理システムで使用している技術について説明いたしました。 

 

 

質疑応答では、

  • クラウドサービスの中から、AWSを選定した理由ってなんでしょうか?
  • CI/CDを1回走らせるのにかかる時間はどのくらいですか?
  • 緊急時に遠隔から車両の操縦を行うとのことでしたが、遠隔操縦特有の問題点としてはどのような点があるとお考えですか?
  • FMSはとてもサービス志向の機能に感じました。そうした機能の開発において、利用者側の嬉しさをビジネスモデルまで含めて提案するような活動もされているのでしょうか?

など、参加いただいた皆さまから色々なご質問を頂きました。

 

Day 3 - 自動運転の民主化を一緒に実現してくれるエンジニアを募集しています -

Career Meetupでは、ティアフォーの仕事内容や求人にある方々に参加登録いただき、質疑応答を中心に座談会のような形式で実施しました。

長丁場だったにも関わらず、皆さんからたくさんの質問をいただき、エンジニアの仕事内容・取り組み方や事業の内容、カルチャーについて知っていただく良い機会となりました。

 

まとめ

Tech Meetupの2日間でご紹介できた内容は弊社で取り組んでいる開発の一部に過ぎません。ティアフォーでは、研究からプロダクト開発といった様々なフェーズの研究開発を行なっており、各研究・開発で色々な試行錯誤を行なっております。

そういった取り組みをこれからもご紹介できるように、今後もTier IV Meetupを開催することを計画しています。次回開催が決まり次第、Twitterなどでご案内してまいりますので、ご興味がある方は是非弊社のTwitterをフォローしていただければと思います。

また、世界と戦える自動運転技術・サービス開発を進めていく仲間を引き続き募集しております。今回開催したMeetupやこのTech Blogで弊社での研究開発にご興味が湧いた方がいらっしゃいましたら、カジュアル面談も可能ですので以下のページからコンタクトいただければと思います。

tier4.jp